すみだガラス市2025秋・二日目|光の中で見つけた、次のヒント

雨上がりの空が晴れ渡った、すみだガラス市2025秋・二日目。
ひとつひとつのガラスに朝の光が差し込み、表情が変わっていきます。
一年ぶりの再会、色で選ばれるガラス、そして展示から生まれる気づき。
小さな会話の中に、次の企画へのヒントがいくつも見えてきます。
そんな一日の記録を、少しだけ振り返ります。
雨上がりの朝、展示替えから始まる一日
雨上がりの朝、この日はすっきりと晴れ渡る空で始まりました。
会場に到着すると、さっそく展示替えに取り掛かりました。
前日中段に置いていた有帽瓶を下段に、代わりに下段にあった薬瓶を中段へ。
さらに上段には、ダッペングラスの並びにミニディッシュを追加し、ガラスペンなどと一緒に展示しました。


「ハンズで見た!」──一年越しの再会
10時、開場。
一人目のお客様が「ハンズで見たやつだ!やっと見つけた!」と声をかけてくださいました。
お話を伺うと、昨年8月にハンズ新宿店で行われたポップアップストアで見かけたものの、そのときは時間がなくて購入できなかったとのこと。
その後いろいろ調べても見つからず、ようやく今回の会場で再会できたそうです。
お求めは万能つぼでしたが、今回は持参していなかったため、公式サイトをご案内しました。
まさかこのタイミングでハンズの話題が出るとは……。
あのポップアップがなければ、いまの活動はなかったかもしれません。
思わず鳥肌が立つような出来事でした。

あの日の出会いが、思いがけず今日へとつながっていました。
ピンク薬瓶の指名買いと、暮らしを彩る出会い
続いて、ひとりの女性が。
展示をひと目見るなり「このピンク薬瓶と、こっちのピンク薬瓶も3本ずつください!」と、ピンクの薬瓶を指名買いされました。
あまりの展開に驚きつつ理由を尋ねると、ピンク色が大好きとのこと。
会場からは1時間ほどの距離にお住まいで、この2種類を確保してから他のブースを回られるそうです。
お話の流れで、ピンク薬瓶の間にあったホワイト薬瓶と、有帽瓶の小サイズ(透明)も一緒にお求めいただきました。
今回一番のまとめ買いとなり、お客様の暮らしに彩りを添えられたと思うと、こちらも嬉しくなります。

好きという理由が、いちばんの選ぶ理由でした。
有帽瓶が引き寄せた、新しい見せ方の発見
中段から下段に移動させた有帽瓶も、展示の工夫で注目を集めました。
歯ブラシ立てのディスプレイや、フェイクフラワーを挿したアレンジを加えたことで、足を止める方が増えた印象です。
特に歯ブラシ立ては、「身近なものが意外なガラス容器に刺さっている」という面白さがあるようで、
「こういう使い方もあるんだ」「ちょうどいいサイズなんだね」といった声をいただきました。

歯ブラシ立てやディフューザーなど、暮らしの中での使い方を提案しました。
光に包まれた午後、ガラスの輝きとキャンドルの予感
午後になると、展示台にも日が差し込み、太陽に照らされたガラスたちがいっそう輝きを増しました。
そんな光の中で、お客様も楽しげに手に取りながらお買い物をしてくださいます。
とあるお客様とお話ししていた際、またしてもキャンドルの話題が。
昨日に続き、今日も偶然のようにキャンドルの話が出ました。
ここまで続くと、もはや偶然とは思えません。
挫折した商品の「再商品化を検討」ではなく、「再チャレンジ」する時期が来たのかもしれません。
このテーマには、再商品化以外にもさまざまな構想があるため、いずれ改めてご紹介します。
ダッペングラス乳白色とミニディッシュの反応
この日に追加した商品は、ミニディッシュとダッペングラスの乳白色。
特に乳白色のダッペングラスは、真っ白な容器が特徴で、インクや塗料の色がはっきりと見えます。
程よいくぼみがあり、ガラスペンや筆を洗う容器としても使いやすい形状です。
実際にガラスペンを洗う様子を実演したところ、購入につながりました。

インクや小物のそばで、静かに使われるガラスたちです。
二日間を終えて──再会と発見のガラス市
季節外れの暑さのなか、すみだガラス市2025秋は無事に幕を閉じました。
春に続いて2回目の出店となりましたが、今回も多くの方との再会やご縁、そして商品の意外な使い方や新たなヒントを得ることができました。
これらの経験を、今後の商品開発や展示づくりに活かしていきます。
次回のイベントは、10月26日(日)に墨田公園で開催される「隅田川マルシェ」。
こちらもぜひお楽しみに。



この記事は二日目の記録です。
初日の様子はこちら → すみだガラス市2025秋・初日
展示に登場したアイテムの詳細は、
それぞれの商品ページでもご覧いただけます。
・薬瓶
・有帽瓶
・ダッペングラス
いままでに参加したイベントの記録はこちら
→ 出店レポート一覧