香りの実験記録|3つのガラス瓶で比べるアロマの広がり方
ガラス瓶をアロマディフューザーとして使うアイデアをもとに、
3種類の瓶で香りの広がり方を比べてみました。
同じ香料でも、形や構造によってどんな違いが出るのか。
その小さな実験を、事務所の一角で行いました。
使ったのは、ダッペングラス、薬瓶、有帽瓶。
どれも本来は歯科や理化学の現場で使われているガラス容器です。
室温25℃、6畳の空間に「MARINE SHOWER」の香りを満たし、
それぞれの瓶で香りの広がり方を観察しました。
香りを使うときに感じていたのは、部屋全体を満たすほどの強さは必要ないということ。
仕事中に気分を変えたい時、休憩のきっかけにしたい時、
ほんの少し香るくらいがちょうどいい。
そんな感覚を確かめたくて、この実験を始めました。
ダッペングラス(フロスト仕様)

小ぶりながら香りの広がりはしっかり。デスクにも置きやすいサイズ感です。
理化学器具として知られるすり鉢型のグラスに、オイル4gとスティック4本(約4cm)を使用。
香りは穏やかで、席に座ったときにふと感じる程度。
強くは広がらないものの、曇りガラス越しの光が印象的で、
静かな時間に寄り添うような雰囲気がありました。
書斎やベッドサイドなど、小さな空間に向いています。
※フロスト仕様はすみだガラス市にて先行販売しました。今後、公式サイトでも取り扱い予定です。 →ダッペングラス(各種)はこちら
デッドストック薬瓶(ピンク)

ガラスの中で静かに揺れる液体が、少しずつ空気に溶けていきます。
角型の小さな薬瓶にアロマオイル5ml、スティック2本(約7cm)。
30分ほどでふんわりと香りが立ち、6畳の空間全体にやわらかく広がりました。
香りは強すぎず、作業中にも心地よいほどよさ。
見た目も扱いやすく、全体のバランスがもっとも安定していました。
→ 薬瓶(各種)はこちら
有帽瓶 大サイズ(ノーマル/ビー玉入り/フェイクグリーン入り)

光を受けたビー玉が、香りとともに印象を変えていきます。

同じ瓶でも、少しの工夫で印象が変わります。
12gのオイルを入れ、スティック4本(約10cm)で実験。
香りは早い段階で立ち上がり、夕方までしっかりと持続。翌朝もほのかに残っていました。
ビー玉入りは光を反射して華やかに、フェイクグリーン入りはインテリア性が高く、
「香りを飾る」使い方がしっくりくる瓶でした。
まとめ
同じ香料でも、瓶の形や構造によって香りの広がり方は大きく変わります。
容器 香りの強さ 持続性 雰囲気 向いている場所
薬瓶 ふんわり広がる 普通 素朴・実用的 デスク・玄関
ダッペン 控えめ・局所的 普通 静か・落ち着いた印象 書斎・小スペース
有帽瓶 均一・長持ち 長い 清潔感・安定感 リビング・寝室
香りの強さよりも、「どんな時間に、どんな距離感で香るか」。
それによって空間の印象が変わることを実感しました。
実験というより、香りとの付き合い方を探る時間に近かったかもしれません。
身近なガラスを使って、自分の空間で香りを試してみる。
そんな小さな実験から、思いがけない心地よさが見つかるかもしれません。
今回使った3つの瓶は、REGLASの定番アイテムです。
気になった方は、公式サイトでぜひご覧ください。
→ REGLAS公式通販サイト
今回の実験は、ガラス瓶をアロマディフューザーとして使うアイデアから生まれました。
前回の記事では、それぞれの瓶の特徴や使い方をご紹介しています。
あわせてご覧いただくと、香りの実験の背景がより伝わると思います。