REGLASストーリー|110年の手仕事と、これからの暮らしへ
暮らしに寄り添う小さなガラス器具を届けたい──。
そんな思いから生まれたREGLAS(リーグラス)は、医療の現場で長年培われたガラス加工技術をルーツに持つブランドです。
その背景にあるのは、創業から110年以上にわたり歯科用ガラス器具を手がけてきた堀内製作所。
長く受け継がれてきたものづくりの精神と確かな技術が、REGLASの小さなガラスたちを支えています。
ここでは、REGLASが歩んできた道のりと、これからの想いについてご紹介します。
REGLASのルーツ──変わらないものづくりの精神
REGLASのルーツは、医療の現場で培われたガラスづくりにあります。
その技術を支えてきたのが、創業から110年以上続く、日本唯一の国産歯科ガラス器具メーカー──堀内製作所です。
堀内製作所の歩みは、明治36年。
東京・神田の地で、硝子化粧瓶の加工と並行して、四角い薬瓶(現在の薬瓶)の制作を始めたことにさかのぼります。
棒状器具の消毒用に四本の瓶を掛ける「シカン瓶」なども手がけ、当時全盛だったドイツ製品に対抗しました。
大正2年(1913年)に正式に創業し、関東大震災、第二次世界大戦という幾多の困難を乗り越えながら、
墨田区、江戸川区と拠点を移し、今日に至るまで医療用ガラス器具の製造を続けています。
百年を超える歴史の中で、ものづくりの精神は変わることがありませんでした。
デジタル全盛の現代にあっても、成形されたガラスの微細な違いを見極め、
職人たちが一つひとつ手作業で仕上げる。
永年培われた治具や手仕事の知恵──それは、REGLASの根底にも息づいています。

小さな違いを見極め、ひとつずつ丁寧に作り上げています。
新たな挑戦──REGLASの誕生
時代が移り変わる中、インターネットを通じて、一般のお客様から「どこで買えますか?」という声が届くようになりました。
やがて、雑貨卸、香水瓶、七味唐辛子の容器など、医療以外の用途でもガラス製品を取り扱っていただく機会が増えていきます。
2024年夏。
ハンズ新宿店にて、初めてのポップアップ店舗での販売を実現。
実際に手に取ってご覧いただき、楽しそうに選ばれるお客様の姿を目の当たりにしました。
──これが、新たな可能性を強く感じた瞬間です。
その後、同年12月には、REGLASの前身となる「GH-GLASS」のECサイトを公開。
「どうありたいのか」「誰に届けたいのか」を見つめ直し、
REGLASというブランドが正式に誕生しました。

暮らしに寄り添うガラス器具として、新たな一歩を踏み出しました。
日常に寄り添うガラスへ
2025年5月までに、マルシェやイベントなどで直接販売を重ねる中で、
私たちはお客様のさまざまな声に触れることができました。
「懐かしい」「きれい」──
立ち止まり、ガラスに見入る皆様の表情は、どこか優しく、温かいものでした。
「何に使おう?」と迷われる方もいます。
それは、皆様の自由です。
香水を入れても、サプリメントの容器にしても、爪楊枝を入れても。
もちろん、ただ飾るだけでも、暮らしに静かな彩りを添える存在になります。
REGLASのガラスたちは、生活の中でふとした楽しみとなることを願っています。

ガラスのうつわは、静かに暮らしに彩りを添えます。
これからの歩み
まだまだREGLASの存在を知らない方が圧倒的に多いのが現実です。
これからも、画面を通じて、そして直接お会いして、
ひとりでも多くの方にREGLASのガラス製品を届けていきたいと思います。
「何に使おうかな」「こんな使い方もあるよ」──
そんな風に迷ったり、語り合ったりする時間そのものが、私たちにとってかけがえのない宝物です。
これからも、ガラスを通じて、
あなたの日常に、ささやかな彩りを添えられるよう。
REGLASは、静かに、そして確かに歩み続けます。

小さなスペースから始まったREGLASの物語は、これからも広がっていきます。