絵画セットの誕生秘話|文化系セットの始まり。そして理科系へ
前回のブログで触れたオールドニューマーケットでの一コマ。
「これ(ダッペングラス)、水彩画を描く時に絵の具をちょっとだけ出すのにいいですね」
こんな会話がありました。

思い出した会話と、ちょっと難しいガラスたち
それから、しばらく経ったある日のこと。
好評だったガラス市も終わり、やっと落ち着いた頃。
「もう少し商品を充実させたいな。」
オールドニューマーケットやガラス市を経験した結果、やっぱり人気があるのは四角い薬瓶。
フタがガラス製ではなくスポイトになっている薬瓶もあります。
さらにダッペングラスよりも小さく使い道の説明が難しいダッペンディッシュという商品。
ダッペンディッシュは元々、歯医者さん向けにスポイト薬瓶とセットにして販売していた商品でした。
ディッシュに薬を入れて、スポイトで吸い上げた液体を1滴、2滴・・・
なにかひらめきました。これは、絵の具のパレットとしても使えるかもしれない。
色が見やすいと言っていたダッペングラスの乳白色、色を選ばない透明なディッシュ、中身がよく見える透明のスポイト薬瓶。
これに筆が付けばお絵描きセットになるのではないだろうか。
筆を買い、絵の具を溶きスポイト薬瓶に入れてみました。
なんかお洒落な感じ・・・。これが第一印象でした。
セットの組み合わせ。そして・・・

ディッシュ単体ではなかなかアピールが難しい。
しかしこうやってセットにすると引き立つ。発見でした。
さらにハケが付いている薬瓶もあります。これも一緒にするともっと広がるかも。
実際にはこのセットで絵を描くことは無いかもしれない。
でも、なんだか文化系な雰囲気がする。
文化系?……いや、理科系もありかもしれない。
いま、頭の中で組み合わせが始まっています。
※絵画セットはデザインフェスタにて展示します。ご来場の際はぜひご覧になってください。


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