ガラス雑貨REGLAS、初めてのイベント出店|OLD NEW MARKET体験記
ガラス雑貨ブランドREGLASが、初めてリアルイベントに出店した日。
出店先は東京・日本橋で人気のレトロマーケット「OLD NEW MARKET」。
小さな出会いが、新しい商品の誕生へとつながっていきました。

2025年5月、ダッペングラス、ディッシュ、スポイト薬瓶を組み合わせた「絵画セット」を発売しました。
実はこのセット、ひとりの来場者との会話から静かに生まれたものでした。
「こんな使い方があったなんて」──その気づきが、REGLASに新しい視点をもたらしてくれたのです。
初めてのイベント販売
2025年3月15日土曜日。
東京・日本橋の商業施設「コレド室町」で開催されている人気のレトロ雑貨イベント『OLD NEW MARKET(オールドニューマーケット)』にて、REGLASとして初めてガラス雑貨のイベント販売に挑戦しました。
同年1月に正式にスタートしたREGLASにとって、初めてのオフライン販売の場所。
当日は冬を思わせるような曇り空で気温も低く、午後から雨が降りそうという予報でした。
設営、そしてマーケット開始

11時過ぎより受付開始。設営が始まりました。
まったくの初めてなので、お邪魔にならない程度にお隣の方に色々と聞きながら設営を進めます。
初めて過ぎてお客様が通る導線に背を向けて設営をしていました。今思うとそれぐらい緊張していたようです。
正午にマーケットが開始されました。
初めての場所。初めての設営、ディスプレイ。これでいいのだろうか。オペレーションは大丈夫だろうか。
色々準備してきましたが全てが初めて。不安は尽きません。
最初のひとつが売れるまで
10分。30分。立ち止まる人はいても手に取るまではいかない。
このまま終わるのでは・・・と思っていると角フタ薬瓶を手に取る女性が。
詳細は覚えていません。しかし必死に商品を説明して角フタ薬瓶のグリーンとクリアをお買い上げいただきました。
初めての売上。開始から40分は過ぎていました。

「水彩に使いたいんです」──ある女性のひとこと
人の流れは面白いもので、誰かが立ち止まり話をしているとだんだん集まってくる。
そうするとこちらも調子が出てきて少しずつお買い上げいただけることも。
完全ワンオペでしたが、お支払いにお時間をいただいても待っていただけて助かりました。
そうこうしているうちに、ダッペングラスの乳白を手に取りまじまじと見ている女性。
声をかけてみました。
「私、水彩画を描いています。少量の絵の具を使うのにいいと思って。」
そのようにお答えいただきました。さらにダッペングラスのサイズ感が適度な重さもあり使いやすそうだと。
実際に歯医者さんでもダッペングラスに粉と水を入れて混ぜたりはします。しかしこの様な使い方はまったくの想定外。
結局、その方は普通のダッペングラスと磨きの両方の乳白をセットでお買い上げいただきました。

無情な雨
その後はだいぶ調子が出てきてデッドストック品である角フタ薬瓶を中心にダッペングラスも一緒にお買い上げいただいたりと盛況な時間が続きました。
しかし、14時過ぎ。無常にも雨が降り出しました。
少しぐらいならと思っていましたが、降ったりやんだりを繰り返し。そしてしっかりと降り出してしまいました。
やむなくここで販売を終了しました。
正味2時間だけの初出店でしたが、とても貴重な経験となりました。
このオールドニューマーケットでの経験が後のすみだガラス市の出店に続いていきます。
そして水彩画をされている女性との会話で冒頭の絵画セットが誕生します。そのお話ははまた改めて・・・
次回のブログでは、この会話からどのようにセットが生まれたのかをご紹介します。
どうぞお楽しみに。
▼ 次回のブログはこちら:
絵画セットの誕生秘話|文化系セットの始まり。そして理科系へ