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【出店記録】すみだガラス市2026秋|ガラス市で気づいた、使い方が伝わること・生まれること

【すみだガラス市に出店しました】


10月3日と4日の2日間、墨田区の錦糸町駅近くにある大横川親水公園で「すみだガラス市2026秋」が開催されました。
直前まで東京は30日程連続で雨が降るという状況でした。この日も台風が接近していて天候に気を揉んでいましたが、とてもいい秋晴れで無事開催されました。
そんな2日間を振り返ってみたいと思います。

【販売開始前から待ってくれたお客様】


ガラス市は10時開始です。そこに向けて設営を行なっています。
設営が終わったのが9時40分頃。記録用の撮影も終わり、一息ついていると、一人の女性のお客様が訪れました。


上段にガラスペン周りの道具として置いたスラントダッペングラスが気になっている様子。
口が斜めになっていて筆やペンのアクセスがしやすい。透明と乳白があり、乳白は色味がわかりやすいなどの説明をすると買いたいと言ってくれました。
しかし時刻はまだ10時前。そのことを伝えて待ってもらいました。
その間に他の商品を見たお客様は仕切り付きシャーレを見て、これの乳白があればいいなと話されました。
理由を聞くと、仕切があるし乳白にすれば色が見やすい。さらにフタの方もパレットに使えるということでした。
こちらとしてはまったく想像していなかった着眼点に驚いていると10時になり、販売開始。
スラントダッペングラスの乳白と仕切り付きシャーレを購入していただきました。
始まる前から購入を待ってもらうなんて経験は初めてだったので、とても嬉しい出来事でした。

【午前中、次々に手に取られるガラス】


ガラス市に出店するのは今回で4回目ですが、土曜日の開始直後が一番活発だなと感じています。
皆さん、それぞれお目当ての商品を探して各店へ向かいます。
そんな中でもREGLASの棚を見てくれる方もいます。
特に角フタ薬瓶や豆びんといういわゆるデッドストック品がとてもお客様の目を引いていました。
角フタ薬瓶は約50年前に製造された薬瓶で、現在の薬瓶とはフタの形が違うのが特徴です。
豆びんは20年以上前に作られた高さ数センチのとても小さな瓶。なぜ作られたのか、どういう使い方を想定していたのかもわからない品です。


そんな瓶たちを見て、「かわいい」「きれい」と手に取ってくれるお客様。そこで続いて出てくる言葉が「でもどうやって使ったらいいのかな?」です。
そんな会話を聞いていると老若男女を問わず共通して出てきたワードがありました。
「星の砂」
このワードが豆びんに興味を持った方からどんどん出てきます。こちらからもそれを話すと「なるほどね~」と納得される方も。
ここから派生して「甲子園の砂を入れるのもいいね」なんて話している方もいました。
他にもペットの毛を入れておくと言って購入される方も。


それぞれの見方で多様な使い方があるものだなと感心させられます。これもイベント販売での醍醐味と感じています。

【お客様から聞こえる、色々な声】


他にも接客していると色々な事を話しているのが聞こえてきます。
イベントごとにPOPの内容に苦心しているのですが、今回は口に出して読まれるワードもありました。
「デッドストック」「20年前」「倉庫から」「ガラスペン周りの道具」
これらのワードは今回の客層にはとてもマッチしたようで手応えがありました。
さらに、シャーレに仕切りがついているのが珍しいのか、多くのお客様が「なにこれ?!」「仕切ついてるのなんてあるんだ!」と、とても興味深く商品を見ていました。

そんな雰囲気の中、初日は過ぎてゆきました。

【展示を変えてみる】


2日目。この日は終始、少し雲の多い日となりました。
そういう意味ではのんびりとお気に入りを探すにはいい日だったと思います。
この日は少し展示内容を変えてみました。
ガラスペン周りの展示場所に置いていたディスプレイのガラスペンを撤去。
お隣でペンダントトップを販売しているSansklo Glass Worksさんからマーブルをお借りしてダッペングラスに乗せる。
あとは細かな調整をしてみました。

すると、さっそくダッペングラスにマーブルを乗せたのを見た方が、「うちにも大きめなビー玉があるからこうしようかしら」とダッペングラスを購入してくれました。
商品を展示するだけでなく、使い方の例も見せる。これがREGLASの商品には強いんだなと思いました。
他にも、ショップカードに印刷している、薬瓶を一輪挿しとして使った写真をお見せすると、なるほどと納得される場面も。
商品を自分の暮らしに置き換えて考えてもらうきっかけを作ることの大切さを実感しました。
また、深口シャーレはその重さやすり合わせの加工によって、内容物の匂いや湿気を逃しにくい構造になっています。
そこを説明すると購入される方も。春にもこれにお茶っ葉を入れると言って購入された方を思い出しました。

【思いがけない嬉しい来訪者】


2日目は初日と比べると比較的穏やかな時間がありました。
そんな中、立て続けに知り合いが訪れてくれてとても驚きました。
最初に来てくれたのはコロナ禍以降会っていなかった友達家族。ガラス市にいるかな?と訪ねてきてくれたそう。意外な訪問にとても嬉しくなりました。
続いて来たのは5月のデザフェスにも来てくれた20年来の友人。奥様と会うのは15年ぶりぐらい。今回はご夫婦で来てくれました。
思い出話をしつつ商品を見て、展示してあったガラスレストを購入してくれました。
そしてその直後に公私ともにお世話になっている方がこちらもご夫妻で。
奥様とは初対面。久しぶりの再会だったので近況報告しつつ楽しい話が出来ました。
この3組の知り合いが1時間ぐらいの間に立て続けにやってきたので、何か人生のクライマックスでも迎えているのかと思うぐらいテンションが上がりました。

【SNSを見て訪ねてくれた方も】


ブースに来てくれたご夫婦に声をかけられました。携帯電話の画面を見せつつ「これはこちらですか?」と聞かれました。
画面に写っていたのはインスタグラムに投稿したガラス市の告知画像。
これを頼りに来ていただいたようです。お話を聞くと旦那様は歯科医師の先生。奥様は興味があったようで訪ねてきてくれたようです。
お話をして薬瓶のピンク色を購入。イベントに出ると必ず歯科関係の方と会うというあるあるは今回も実証された出来事でした。
ちなみに歯科医師である旦那様はあまり興味がないようでした。職場で散々見ているからでしょうね(笑)

【ガラス市ならではの人との接点】


今回のガラス市では、お客様だけでなく、ガラスに関わる仕事をされている方と話す機会もありました。
ある方は、東京の大型施設のランプに関わる仕事をしているとお話しされていて、最近は文房具関係からの問い合わせもあるとのことで、REGLASでもガラスペンやインク周りの使い方を意識していることもあり、とても興味深く感じました。
また、別の出店者の方にはダッペングラスを手に取っていただき、一連の加工方法や磨きの説明をしたところ、仕上がりを見ながら「1,800円は安いですね」と言っていただきました。普段、自分たちにとっては当たり前になっている加工も、外から見ると評価される部分なのだと気づかされました。

【2日間を終えて】


盛りだくさんの出会いや経験を経て、ガラス市は無事終了しました。
今回も実際に出店しないとわからないような使い方や見せ方、お客さんの生の声など、とてもたくさんの経験を得ることが出来ました。
商品自体に興味をもってもらうことはもちろん、その先の使い方についてももっと提案する展示が出来るといいなと思いました。
しかし実際に購入して使うのはあくまでお客様です。お客様自身のイメージを邪魔せず、そのきっかけになるような展示を心がけたいと思います。
そして、顔なじみになってきたお客さんも出来てきました。知り合いもたくさん来てくれます。
関わってくださる周囲の皆様への感謝を忘れずに、これからもREGLASを進めていければと思っております。

次のイベントは12月のマクハリハンドメイドフェスタ。
千葉県での初めての出店、このイベントにも初出店です。
少し休んで準備をしていきます。


これまでのガラス市出店記録